僕の彼女はヤンデレです

「おはよう」
「お、はようございます!!」
「今日から現場戻るんだって?」
「はい!また、よろしくお願いします!!」
「ちょっと、こっち来て」


ミチルの父親に着いて行くと、人気の無い場所に移動した。


「ここだけの話……」
「はい?」
「ミチルって、ヤキモチ妬きだろ?」
「!!」
「隠さなくて良いから!」
「ま、まぁ」
「でも、君がここ(現場)に戻って来たて事はミチルに変化があったんだな?」
「ま、まぁ……」
「あのさ」
「はい」
「ミチルも悪い子じゃないんだよ。

だから、見捨てないでやってくれ!」


ミチルを見捨てる気なんて、無い__


「見捨てませんよ」
「そうか……。ありがとう」


ミチルは今まで、見捨てられて来たのだろうか。


それなら、俺だけはミチルを見捨てない。


前みたいに、汗水流して働き、慣れない仕事をこなした。


頭がクラクラなりながら、考えるのはミチルの事。


早く、会いたい__


暑さに慣れた頃、仕事は終わってミチルの待つ工場に帰った。


ミチルが心配だったが、普通の表情で皆にジュースを配っている。


そんな、普通の光景が幸せで堪らない。