それは、本の些細な出来事で男は全く気づいていない。 もしかして…否、もしかしなくてもお母さんが 庇ってくれた… 「たぶんあそこにおると思うで、ついてきてや!」 男は一人先に歩きだす。 その背中を母が隠すように歩いていく。 その行動がどうしようもなくありがたく、嬉しかった。 母の背中に隠れながら男の後についていくと、おばあちゃん家の敷地内の庭へと通される。 その奥に行くと… 「あ、おった!おばあ~!家族来てるで~!」 その男とは仲がいいのか、おばあちゃんはさっ