この海越しに永遠を誓いたい



「…お前、何してんだよ?この島の人はこんな時間に出歩かねーはずなんだが」

背後から聞こえてきた声になにも考えずに振り返る。

そこには、家にいたのとは別の男が立っていた。

っ…!!

家の男よりも、身長は高い。

月の光に照らされた黒髪はサラサラとしていていかにも日本人という風貌をしている。

形のいい切れ長の目にスッと鼻筋の通った高い鼻、薄い唇。

黄金比率のように並べてあるパーツは整形したようだと恐怖の淵で思う。

そこまできてようやく私の周りに男が近づいていたことに気づいた。