この海越しに永遠を誓いたい

早く戻ってちゃんと荷物が全部あるか確認したら?」

私が憎まれ口を叩くと母はそれを見透かしたように笑う。

否、実際に見透かしているのではないか。

「残念ながら今は二人でちょっと休憩中なのよ。で、いくら私の方が荷物が多いからといっても紅愛も一人じゃしんどいでしょ?だから手伝おうと思ってね」

腕まくりをした母が私の荷物を荷解きし始める。

こういう時に嫌と言う程甘えていると思う。

わざわざあいつではなく母自身が来てくれていることに感謝せずにはいられなかった。

「…あれ?紅愛、荷物ってあとこれだけ?」

「うん、そうだけど…。なにかダメだった?」

なぜか首をかしげる母に謎が深まる。