男の情報を聞いた私は鬱状態に成り果てる。
そんな私を見て母は苦笑いをした。
「あは、は…私は、紅愛の母の栗原 海夏(くりはら うみか)です。年齢は教えないわよ~」
42歳だもんね。知ってるよ、私は。
心の中でしれっと母の年齢を暴露すると、当然こちらに自己紹介の流れがくる。
さすがにここばかりは、母に頼る訳にはいかない。仕方なく口を開いた。
「…栗原紅愛(くりはら くろあ)。あんたと同じ年」
こいつにわざわざ優しくする義理はない。
以上と言わんばかりに、スイカを再び食べ始める。さっき食べた時よりも、スイカに美味しさが減った気がした。
スイカを食べ終わって、私と母はおばあちゃん
