母の言葉に我に返る。 「そうなん?せやったら、あんまぐいぐい行かん方がええなぁ」 特に気にした様子がないおばあちゃんと男の目を盗んで、母をじっと見つめる。 「…ん?」 私の視線に気づいた母は首をかしげる。 「え、いや…その…」 一人視線を泳がせる。 い、言わなきゃダメでしょ…母さんだって忙しいんだからっ… 自分を鼓舞してもう一度口を開くが… 「さっきっ…」 「ほら、この炎天下で話し続けるとばあちゃん