✞雷斗side✞

あーあ……つまんないなー。

月姫ちゃん抱けなかったし、もっと泊まればいいのに帰っちゃうし……。

「発情してくれたってことは、俺のこと確かに好きなはずなのになぁ……」

……会いたい。

今すぐ……会いたい。

「はぁ……」

ため息をついたとき。

──ピンポーン♪ピンポーン♪

と、家のインターフォンが鳴った。

誰だ?

階段を降りて玄関のドアを開ける。

「はーい」