あ……雷斗に抱き締められてる。

もちろん、お互い服は着てる。

「あ、起きた?まだ寝ててよかったのに」

「……昨日はごめんなさい」

「いいんだよ。月姫ちゃんのお願い通り初めては奪ってないからさ?」

ニコッと笑った雷斗。

そう、昨日は雷斗と確かにそれっぽいことはしたけど初めての体験はしてないんだ。

私お願いはしてないけど、たぶん気遣ってくれたんだろうな……。

「でもおかげで楽になったでしょ!」

「うん……」

「俺ら両想いだしっ、キスしよ!」

「あ……」

そっか、発情したからそういうことになるんだった。