な、何?

まさか……。

見上げると、雲で隠れてた月は顔を出してて。

っ……いや、まさかね。

「ふぅー、いいお湯だった〜」

「あ、雷斗」

よいしょ、とベッドに来た雷斗。

「なんか顔赤くない?熱?」

「っそんなわけな……」

ドクンッ……!

なにこれ……胸が、いつもよりも早く高鳴ってくる。

だんだん、身体の中がおかしくなってる。

まさか……ほんとに発情してんの?

いや、ないでしょ……。