12月28日。19時。
明日から大学が年末年始の休みに入ってしまう。
学校全体が静まり返ってる。
もう昨日から帰省してる子もいるし、今日も私と理仁以外はみんな帰ってしまった。
論文も私以外のところはほぼ出来上がっていて、あとは細かいところを修正していくだけ。
理仁ももうプレゼン資料の最終確認をしてる。
何も言わないけど、今日もこうして研究室に残っているのは完全に私待ち。
年明け一番に教授に回さないといけない。
そろそろ終わる、大丈夫、間に合う。
パソコン下に表示された時計を見てそう思った時、論文の違和感に気付く。
あれ。
何度もファイルの中のデータを探す。
ない、ない。
そもそも記憶がない。
実験をした記憶が全然ない。
一つのケースの実験が丸々漏れていることに気付いてしまった。
頭の中が真っ白になる。
なんでこんな最後の最後まで気付かなかったんだろう。
ずっとここの部分と向き合っていたのは私だったのに。
明日から大学が年末年始の休みに入ってしまう。
学校全体が静まり返ってる。
もう昨日から帰省してる子もいるし、今日も私と理仁以外はみんな帰ってしまった。
論文も私以外のところはほぼ出来上がっていて、あとは細かいところを修正していくだけ。
理仁ももうプレゼン資料の最終確認をしてる。
何も言わないけど、今日もこうして研究室に残っているのは完全に私待ち。
年明け一番に教授に回さないといけない。
そろそろ終わる、大丈夫、間に合う。
パソコン下に表示された時計を見てそう思った時、論文の違和感に気付く。
あれ。
何度もファイルの中のデータを探す。
ない、ない。
そもそも記憶がない。
実験をした記憶が全然ない。
一つのケースの実験が丸々漏れていることに気付いてしまった。
頭の中が真っ白になる。
なんでこんな最後の最後まで気付かなかったんだろう。
ずっとここの部分と向き合っていたのは私だったのに。