佐伯くんと華もそれを知らなかったみたいで、協力したかったとか、なんの役にも立てていないなんて言っていたけど、二人がいなかったらこの結果にならなかったと思うよ、って言ったら、
「ホント!?」
って言って、すっごくうれしそうな顔をした。
だって、佐伯くんがあそこで如月くんの背中を後押ししてくれなくてもダメだったし、華がいなかったら恋バナしてくれる人が朱里だけになって、ホントに心細かったと思う。華の落ち着いた声って、なんか安心できるんだよね。
友達いなかったら、私たち何にもできなかったね、ってしゅうくんと笑っていた。
これからも、友だちは大切にしようと改めて思った日だった。
ー10分後に午後の部が始まります。生徒は、、、
放送部のアナウンスだ。
「そろそろ行かないとね。」
華が言う。
整列に向かう前、私はしゅうくんの耳元でささやいた。
「大好き。」
「ホント!?」
って言って、すっごくうれしそうな顔をした。
だって、佐伯くんがあそこで如月くんの背中を後押ししてくれなくてもダメだったし、華がいなかったら恋バナしてくれる人が朱里だけになって、ホントに心細かったと思う。華の落ち着いた声って、なんか安心できるんだよね。
友達いなかったら、私たち何にもできなかったね、ってしゅうくんと笑っていた。
これからも、友だちは大切にしようと改めて思った日だった。
ー10分後に午後の部が始まります。生徒は、、、
放送部のアナウンスだ。
「そろそろ行かないとね。」
華が言う。
整列に向かう前、私はしゅうくんの耳元でささやいた。
「大好き。」