「じゃ、遠慮なく。」
一ノ瀬くんがそう言って、次の瞬間には、ポテトサラダ。そして息つく間もなくから揚げにお箸が伸びていた。
「あっ、いいな!俺も俺も!!」
「ん、私ももーらいっ。」
「わ、私も!」
三人のお箸もその二つのところと、お皿、それからそれぞれの口をずっと行ったり来たりしていた。
「やべっ、出遅れたわ。」
「あっ、私も食べたい!!」
如月くんのお箸は、私のポテトサラダに。私のお箸は、如月くんのから揚げに。
「やっぱ、うんめぇー。さっきまで、話す余裕もなかったわ。」
やっと、佐伯くんが感想を言ってくれた。そんなことを言いながらも、常にお箸は動いているけどね。
「サイッコー!!まじ永遠と食べていられるー!」
「今度、作り方教えて欲しいな。」
朱里も華もすっごい、幸せそうに言ってくれた。嬉しいなぁ。
相変わらず、一ノ瀬くんは何も言わなかった。それだけ美味しいってことかな。だってずっと、笑いながら食べてくれてるんだもん。
それからすぐに、売り切れてしまった。結構多めに作ってきたんだけどな。
「良かった、喜んでくれて。」
私も、満面の笑みでそう言う。
「桐生の、マジうまかった。はぁ~、もう幸せすぎる。」
如月くんが、ふにゃっと笑った。
「ねぇ、これを機に名前呼びにしたら?」
「え?」
「え、ってなんだよ。いつまでも”桐生”って呼んでたら、距離感あるだろ。」
から揚げとポテトサラダが売り切れちゃって、やっと自分のお弁当を広げだした一ノ瀬くんが言った。
まぁ、確かにそうかもしれない。
「えっと、、、陽、、、さん。」
やたら真っ赤な顔で如月くんが言った。
「余計遠くなっちゃったじゃねぇか。」
一ノ瀬くんがツッコむ。
「そこはシンプルに、呼び捨てでいいんじゃない?」
佐伯くんがアドバイスする。
「、、、は、、、る。」
更に赤くなった顔の如月くんが言った。
「じゃあ、私は、、、柊樹くん、、、”しゅうくん”にしようかな。」
ボンッ、というか、ボスッ、というか。そんな音がきさr、、、しゅうくんの方から聞こえてきた気がする。
「よろしくね。」
私はそう言って、にっこり笑った。
「おう、、、。」
小さな声できs、、、しゅうくんがそう言った。
それから私たちは、他愛のない話、、、じゃなくて一ノ瀬くんと朱里からこれまでの経緯を話してもらった。二人が私たちのために動いてくれてたのはとっても嬉しかったし、驚いた。、、、しゅうくんはビックリしすぎて、口をポカーンと開けていた。
一ノ瀬くんがそう言って、次の瞬間には、ポテトサラダ。そして息つく間もなくから揚げにお箸が伸びていた。
「あっ、いいな!俺も俺も!!」
「ん、私ももーらいっ。」
「わ、私も!」
三人のお箸もその二つのところと、お皿、それからそれぞれの口をずっと行ったり来たりしていた。
「やべっ、出遅れたわ。」
「あっ、私も食べたい!!」
如月くんのお箸は、私のポテトサラダに。私のお箸は、如月くんのから揚げに。
「やっぱ、うんめぇー。さっきまで、話す余裕もなかったわ。」
やっと、佐伯くんが感想を言ってくれた。そんなことを言いながらも、常にお箸は動いているけどね。
「サイッコー!!まじ永遠と食べていられるー!」
「今度、作り方教えて欲しいな。」
朱里も華もすっごい、幸せそうに言ってくれた。嬉しいなぁ。
相変わらず、一ノ瀬くんは何も言わなかった。それだけ美味しいってことかな。だってずっと、笑いながら食べてくれてるんだもん。
それからすぐに、売り切れてしまった。結構多めに作ってきたんだけどな。
「良かった、喜んでくれて。」
私も、満面の笑みでそう言う。
「桐生の、マジうまかった。はぁ~、もう幸せすぎる。」
如月くんが、ふにゃっと笑った。
「ねぇ、これを機に名前呼びにしたら?」
「え?」
「え、ってなんだよ。いつまでも”桐生”って呼んでたら、距離感あるだろ。」
から揚げとポテトサラダが売り切れちゃって、やっと自分のお弁当を広げだした一ノ瀬くんが言った。
まぁ、確かにそうかもしれない。
「えっと、、、陽、、、さん。」
やたら真っ赤な顔で如月くんが言った。
「余計遠くなっちゃったじゃねぇか。」
一ノ瀬くんがツッコむ。
「そこはシンプルに、呼び捨てでいいんじゃない?」
佐伯くんがアドバイスする。
「、、、は、、、る。」
更に赤くなった顔の如月くんが言った。
「じゃあ、私は、、、柊樹くん、、、”しゅうくん”にしようかな。」
ボンッ、というか、ボスッ、というか。そんな音がきさr、、、しゅうくんの方から聞こえてきた気がする。
「よろしくね。」
私はそう言って、にっこり笑った。
「おう、、、。」
小さな声できs、、、しゅうくんがそう言った。
それから私たちは、他愛のない話、、、じゃなくて一ノ瀬くんと朱里からこれまでの経緯を話してもらった。二人が私たちのために動いてくれてたのはとっても嬉しかったし、驚いた。、、、しゅうくんはビックリしすぎて、口をポカーンと開けていた。