、、、これ、いいかも!!早速、一ノ瀬に送る。

【高めのポニーテールの女の子、とかは?】

【それに、靴が白い子って足したらもうちょい絞れるかも。桐生が黒い靴とか履いてるの、俺見たことない。】

確かに、陽は私服はパステル系の色味の服を好んで着るから、たいてい白い靴を合わせている。だから、そもそも黒い靴を持っていなくて、学校にも毎日白い靴で来ている。

高めのポニテに白い靴、、、普通の男子がその紙をゲットしたら、何人か対象に当てはまる人がいるから迷うだろうけど、如月のことだ。他の女子なんて見たことないだろうし、常に頭の中が陽でいっぱいだから、ほとんど百パーセント陽のところに行くでしょ。

【それ、いいね!あ、でも紙って三枚あるんでしょ。あと二つ分考えないと。】

【じゃあ、あとは、適当に考えておくわ。決まったら、一応連絡するから。】

【おけ。私も考えとく。】

これで、よしと。さあ、あとは当日を待つのみ。
でも、これじゃ手をつないで終わりだしな、、、。

そうだ、いいこと思いついちゃった。私は一人、部屋で微笑んでいた。