20分ほどマフィンを焼かなくちゃいけないので、その間お皿洗いをして時間をつぶす。如月くんとは楽しくお話をしていた。
話題になんて悩むことはなかった。”料理”という共通の趣味があるんだもん。
話を聞いていくと、お父さんが料理人みたいで、将来それを目指してるわけではないけど、お父さんのお手伝いをしていたら楽しいなと、感じるようになったらしい。でも、誰にも言わないで、って言われた。そういうのは女子がするイメージがあるから、みんなが知ってどんな反応されるか分かんないし。
「でも、桐生も桐生の友だちもすごいね、って言ってくれたからうれしかった。」
と、如月くんは笑いながら言った。
「だって私、本当に凄いと思ったんだもん。それに実際一緒に作ったらさ、私より普通にうまいし。だから私も頑張る!もし次遊ぶことがあったら、また一緒にお菓子作ろう!それまでに絶対腕上げとくから。」
「楽しみにしてます。」
ふふっ、と笑いながら如月くんがそう言った。
よっしゃ、絶対うまくなって見せる。家帰ったら、早速特訓だな。
「なんかすごい燃えてるみたいだけどさ、桐生も料理めっちゃうまいと思うけど。」
如月くんにそう言われた。え、なんで私の心、読み取れちゃうの!?如月くん、超能力者とか!?
「手、ちっちゃくガッツポーズしながら、よし、って小声で言ってた。無意識だったの?」
マジですか!?気づいてなかった。
「そうなんだ、知らなかった、、、。」
ーピーッ、ピーッ
ちょうどその時、オーブンが鳴った。
「あ、焼けた!」
あーあ、楽しかったのにな如月くんとのお話。終わっちゃったよ。やっぱり、自分から積極的には話しかけてくれなかったけど、質問したらちゃんと答えてくれたし、料理が好きってことを知れたのも嬉しかった。
「はい、出来上がり~」
と、言いながら如月くんがオーブンから出してくれた。
「お~、美味しそう!早く食べたいな。」
「そろそろ帰ってくるんじゃない?聞いてみる、メールで。」
「そうだね。私聞いてみるよ。」
そう言って、メールアプリを開くとグループができていた。この六人のだ。
「ねぇねぇ、なんかできてる!」
「ほんとだ。」
二人で顔を見合わせて驚いた。でも、嬉しい。
早速私はそこにメールを打つ。
【そろそろ帰ってくる?マフィン作ったんだけど、もうできたよ。】
すぐに、返ってきた。一ノ瀬くんからだ。
【もう、すぐそこ。あと、2,3分で着くよ。】
あとちょっとか、、、。
話題になんて悩むことはなかった。”料理”という共通の趣味があるんだもん。
話を聞いていくと、お父さんが料理人みたいで、将来それを目指してるわけではないけど、お父さんのお手伝いをしていたら楽しいなと、感じるようになったらしい。でも、誰にも言わないで、って言われた。そういうのは女子がするイメージがあるから、みんなが知ってどんな反応されるか分かんないし。
「でも、桐生も桐生の友だちもすごいね、って言ってくれたからうれしかった。」
と、如月くんは笑いながら言った。
「だって私、本当に凄いと思ったんだもん。それに実際一緒に作ったらさ、私より普通にうまいし。だから私も頑張る!もし次遊ぶことがあったら、また一緒にお菓子作ろう!それまでに絶対腕上げとくから。」
「楽しみにしてます。」
ふふっ、と笑いながら如月くんがそう言った。
よっしゃ、絶対うまくなって見せる。家帰ったら、早速特訓だな。
「なんかすごい燃えてるみたいだけどさ、桐生も料理めっちゃうまいと思うけど。」
如月くんにそう言われた。え、なんで私の心、読み取れちゃうの!?如月くん、超能力者とか!?
「手、ちっちゃくガッツポーズしながら、よし、って小声で言ってた。無意識だったの?」
マジですか!?気づいてなかった。
「そうなんだ、知らなかった、、、。」
ーピーッ、ピーッ
ちょうどその時、オーブンが鳴った。
「あ、焼けた!」
あーあ、楽しかったのにな如月くんとのお話。終わっちゃったよ。やっぱり、自分から積極的には話しかけてくれなかったけど、質問したらちゃんと答えてくれたし、料理が好きってことを知れたのも嬉しかった。
「はい、出来上がり~」
と、言いながら如月くんがオーブンから出してくれた。
「お~、美味しそう!早く食べたいな。」
「そろそろ帰ってくるんじゃない?聞いてみる、メールで。」
「そうだね。私聞いてみるよ。」
そう言って、メールアプリを開くとグループができていた。この六人のだ。
「ねぇねぇ、なんかできてる!」
「ほんとだ。」
二人で顔を見合わせて驚いた。でも、嬉しい。
早速私はそこにメールを打つ。
【そろそろ帰ってくる?マフィン作ったんだけど、もうできたよ。】
すぐに、返ってきた。一ノ瀬くんからだ。
【もう、すぐそこ。あと、2,3分で着くよ。】
あとちょっとか、、、。


