極上男子は、地味子を奪いたい。①〜トップアイドル(♀)正体を隠して編入する〜

「ま、花恋って聞いたら誰でも絶世の美少女を想像するわなぁ……あんな綺麗な女、おらんやろうし……」



うっとりとした表情で、そう呟いた響くん。



「ア、アイドルのカレン、知ってるの……?」

「はぁ!?︎ 逆に知らん奴とかおるんか?」



私の質問に、響くんは勢いよく立ち上がった。

そして、拳を握りながら、熱く語り始めた。



「別にドルオタとかちゃうんやで俺も! でも、もうアイドルっていう次元超えてるやんかカレンは……! あれは天使やでほんまに!」



あ、あはは……。

うれしいけど……じ、自分の話をされるの……恥ずかしい……。それに、バレたらいけないから、き、気まずすぎるよっ……。



「全国の男子学生はそりゃもうみんなカレンの虜になって当たりま……」

「響、うるさい」



まだ語り続けようとしている響くんを、蛍くんが止めてくれた。