極上男子は、地味子を奪いたい。①〜トップアイドル(♀)正体を隠して編入する〜

「それじゃあ、今日は奮発して豪華な焼肉弁当でも頼みましょうか」

「やったー! 私、大盛りがいいです……!」

「はいはい。ほんと、誰もカレンが大食いだとは思わないだろうな……」

「そうねぇ。いくら食べても太らないなんて、うらやましいわ……」



お弁当が届くまで、私たちはたわいもない話をしながら荷ほどきを進めた。

作業は、結局夜まで続き、片づけが全部終わると、社長と高御堂は立ち上がって帰る準備を始めた。



「それじゃあ、あたしたちは帰るわね」



車を停めた場所まで一緒に行くと言ったけど、危ないからと言われて玄関で見送ることに。



「本当にありがとうございました……!」



私はふたりに向かって、深く頭を下げた。

ふたりには……感謝しても、したりない……。