極上男子は、地味子を奪いたい。①〜トップアイドル(♀)正体を隠して編入する〜

明るい自然光が差し込む大きな窓もある。最上階だから眺めも良く、夜はきっと美しい夜景が一望できるんだろう。



「どう? 気に入った?」

「き、気に入ったというか……ご、豪華すぎますっ……」



普通のアパートで、十分だったのにっ……。



「世間は今でも花恋を探してるのよ。いつどこでマスコミの人たちに見つかるかもわからないし、このくらいセキュリティを完備しているところじゃなきゃ」



そう言われると、何も言いかえせない。

引退してからも変装しなきゃ外を歩けないし、テレビをつければまだ、私の話題がされていることもある。


だから極力、テレビは観ないようにしていた。



「事務所で所有している部屋だから、気にせずに好きに使いなさい」



また、社長に借りができてしまった……。