極上男子は、地味子を奪いたい。①〜トップアイドル(♀)正体を隠して編入する〜

寮生活も憧れるけど、確かに寮の中でまで変装しなきゃいけないっていうのは、しんどいかもしれない……。

社長と高御堂の気遣いには感謝するけど……で、でも、さすがにこのマンションは贅沢すぎるよっ……。

節約が趣味で、貧乏性が抜けていない私にはあまりにも分不相応すぎる。



「この部屋よ」



さ、最上階……。

社長がひとつの部屋の前で止まり、ドアの前でカードキーをかざす。

玄関の中に入った私は、言葉を失った。

き、綺麗すぎるっ……。

ほとんどの家具がすでに揃っていて、まるでモデルルームのような室内だった。

まるでお姫様の部屋のような、エレガントな雰囲気。派手すぎるわけではなく、白で統一された清潔感のある空間だった。