「ごめんね花恋。俺、次期会長候補だから、会長には逆らえないんだ」



そう言って、陸くんは私の背中を押した。

生徒会室から放りだされて、バタンと勢いよく閉められた扉。


私は呆然としたまま、扉の前で立ちつくすことしかできなかった。