そう言って、鼻で笑った正道くん。
私はショックのあまり、何も言えず立ちつくすことしかできなかった。
「それに……その声も……」
「声……?」
「喋るなと言っているのがわからないのか?」
大きな声で制止され、びくりと肩が震えた。
どうして……。
私がカレンだと気づいていないことは、もうどうだっていい。
ただ……いつも優しい正道くんの別の顔に、ショックを隠せなかった。
「とにかく、お前は不要だ」
私から目を背け、奥の席へ歩いていった正道くん。
くすくすと、役員さんたちの笑い声が後ろから聞こえた。
「ふふっ、当たり前よね」
「会長の言う通りだ。あんなブスがいたら、生徒会の評判が下がる」
「ていうか、あいつのせいで石田さんがNSに降格したらしいぞ」
「石田さん可愛いから、生徒会の癒しだったのに……」
私はショックのあまり、何も言えず立ちつくすことしかできなかった。
「それに……その声も……」
「声……?」
「喋るなと言っているのがわからないのか?」
大きな声で制止され、びくりと肩が震えた。
どうして……。
私がカレンだと気づいていないことは、もうどうだっていい。
ただ……いつも優しい正道くんの別の顔に、ショックを隠せなかった。
「とにかく、お前は不要だ」
私から目を背け、奥の席へ歩いていった正道くん。
くすくすと、役員さんたちの笑い声が後ろから聞こえた。
「ふふっ、当たり前よね」
「会長の言う通りだ。あんなブスがいたら、生徒会の評判が下がる」
「ていうか、あいつのせいで石田さんがNSに降格したらしいぞ」
「石田さん可愛いから、生徒会の癒しだったのに……」

