引越し先の2人の王子様

「どうせ怖くて泣いてたんだろ」


「泣いてはないもん」


「ふっ、怖かったのは否定しないのかよ」


「…ばか魁一くん」


「うるっせ、んでその紙の束はなんだ?」


「これは、先生に頼めれてホッチキスで’とめといてって言われたものです」


「は?これ全校生徒分あるんじゃね」

おぉ魁一くんにしては鋭い


「うん」

「うん!じゃねーよ」

「痛っ」

なんでデコピンされないといけないの?


「なんで誰にも手伝ってて言わなかった?」


「だってみんなこんなの手伝いたくないでしょ、聞かなくてもわかる」


「はぁ?」


「まーま魁一その辺にしとけって、それよりも下校時間までにこれを終わらせること

が優先でしょ、日菜ちゃんこれどうすればいいの?」


「手伝ってくれるの?」


「当たり前じゃん」


「ありがと」

泣きそうになりながらもできるだけ笑いながら言うと

樹くんは顔を逸らして「これどうすればいいの」


って聞いた

「樹くんも照れたりするんだね」