引越し先の2人の王子様

「…そうか、じゃあ席は窓側の一番後ろな」

「はい」

やったー!あたりの席じゃん\\\


って、ちょっと待って、なんで秋月くんと篠崎くんがいるの?

まさかの同じクラス⁉︎


「日菜ちゃん朝ぶり」

「なんでクラスまで同じなんだよ」


ハハハー、こんな偶然ある?

まさかの私の席の横が秋月くんで前が篠崎くん…


「よろしくー」

「じゃあ、今日の連絡行くぞー」

ってことで、朝のHRが始まったのでした。



「じゃあ、朝のHR終わりな正座ーれーい」

話長かったなーなんて思ってると、


「末吉日菜さんだっけ?急だけど一つ質問していい?」


いいけど普通自己紹介からじゃない!?


それ抜かしてまで聞きたいことって何?


「なんで今日トップ2と登校してたの」


トップ2ぅー?


「あーそっか、わかんないよね、トップ2っていうのは秋月魁一

くんと篠崎樹くんのこと、このお二人は、頭脳明晰、容姿端麗

運動神経抜群のこの学校の王子様なの」


おぉそんなに完璧な人たちだったんだ


「へぇーすごい」


「……それでなんで一緒に登校してたの?」


「あー2人とも引っ越した先のお隣さんで、学校までの道をあん

ま覚えてない私を学校まで送ってくれたの、まー親に頼まれてだけどね」


「王子がお隣さんなの!?」

あっそっか、急に転校してきた人が学校の王子と仲良かったら

驚くよね。


「そっかー、いいなぁ まーいいやー日菜さんこれからよろしくねニヤッ」

「あっはい」


何最後のニヤっって気のせいかな?「あっはい」