24時の鐘と俺様オオカミ

 少ししてから、消毒液や絆創膏を持ってきて、私の足元にしゃがむ。


「……何のつもりですか」
「怪我、してるだろ」


 そう言って、

 私のスカートを少しめくり上げ、ひざをあらわにさせました。

 やや血が滲んでいるそこを見て、大路君は眉を寄せる。


「女なんだから、跡が残るようなことするなよ」


 別に、わざとこけたわけではありませんし……それに、


「大路君には関係ありません」