24時の鐘と俺様オオカミ

 右腕を引っ張られて体が前に倒れると、否定を吐き出そうとした口を塞がれる。


「んんっ!」


 片手で腰を抱かれて、体は逃げることができない。

 大路君は、固く閉じた私の唇を舐め、


「白雪……口開けて。舌、出して」


 催眠術のように……甘く、低く、囁いた。


「はっ、あ、やっ……!」
「ほら、出せ」
「……っ、」


 表情が崩れるだとか、本音が口に出そうだとか、そんなものは考えられなくなる。