素直じゃなくて、無表情で、冷たい私なんか……どうせただの、
(……っ、)
「ひーめーの」
突然、背後から耳に吹き込まれた低い声。
それに驚く気力すら、今はない。
「……なんですか、大路君」
冷静に、いつも通り。彼を冷たくあしらった。
振り返ると、彼は本当に私の真後ろ……というか、背中に張り付くように立っていて、
「さっきからずーっと呼んでたんだけど? 姫野サン」
瞳に不機嫌の色を浮かべつつも、やや嬉しそうに口のはしを持ち上げる。
(……っ、)
「ひーめーの」
突然、背後から耳に吹き込まれた低い声。
それに驚く気力すら、今はない。
「……なんですか、大路君」
冷静に、いつも通り。彼を冷たくあしらった。
振り返ると、彼は本当に私の真後ろ……というか、背中に張り付くように立っていて、
「さっきからずーっと呼んでたんだけど? 姫野サン」
瞳に不機嫌の色を浮かべつつも、やや嬉しそうに口のはしを持ち上げる。



