夢幻界〜Welcome to the world of dreams.〜

 顔全体を真っ赤に染めて、目を泳がせる私と、照れた表情(かお)で嬉しそうに微笑む真柴くん。

 また視線がぶつかって笑い合った時、病室の戸が開いた。丁度コンビニから戻ったお母さんと白い制服姿の看護師さんが、嬉しそうに笑って入って来た。

 まるで見計ったような登場の仕方だ。

 これはきっと夢じゃない。

 これが現実なんだ。

 そう、多分……。


 《了》