「混じってもいい?」
「どうぞどうぞ」
透子は泉コーチのためにスペースを開けた。
「水之さん、そのドレスすごく似合ってるね。スクールのときと全然雰囲気が違う。きれいで見違えちゃった」
きれいとかこの若さですらっと口にしちゃうところは、さすがドラゴンウエイの人気コーチだ。
女性を褒め慣れしている。
「馬子にも衣装でしょ」
さきほどの田淵の言葉を借りて透子は照れた。
「でもどうしてこのパーティに? 僕は新さんに強制的に呼びつけられたんだけど」
「私はマヤさんからご飯食べようって誘われてきたの。実はこのワンピも借り物」
「へえ~実はこのパーティ、龍道コーチのお相手探しでもあるらしいよ。服も用意されていたなんて、水之さんも候補に入っているんじゃない?」
「ありえないでしょ。だいたい龍道コーチなら相手に不自由しないでしょ。それなのにお相手探し?」
「そうなんだけどさ、新さん、彼女も作らないからお父さんがせっついてるんだよ。早く結婚して後を継いでもらいたいんじゃないかな」
ほら、新さんの隣にいるのがお父さん、と教えてくれる。
大柄ではないが頑強そうな体をしている。
角張った輪郭に太い眉毛と優しそう目は、人情溢れる刑事役が似合いそうな顔つきだ。
龍道コーチにもマヤさんにも顔の造作が似てないなと思ったが、龍道コーチが父親に何かを話しかけ、それを受け手3人一緒に笑っている顔はやはりどこか似ている。
同じ雰囲気を醸し出している。
「やっぱり透子さんも候補にノミネートされてるのかもよ。だって……」
龍道コーチの指示なんだから――と田淵が後を続けそうなのを遮って透子は「ありえないってば。でもだから可愛い女の子が多いのね」と、改めて会場を見渡した。
「確かに」
田淵も首を回す。
「で、明日はなにがあるわけ?」
このまま話題を変えようと、透子は「明日ひま?」と聞かれたところまで話を戻した。
「どうぞどうぞ」
透子は泉コーチのためにスペースを開けた。
「水之さん、そのドレスすごく似合ってるね。スクールのときと全然雰囲気が違う。きれいで見違えちゃった」
きれいとかこの若さですらっと口にしちゃうところは、さすがドラゴンウエイの人気コーチだ。
女性を褒め慣れしている。
「馬子にも衣装でしょ」
さきほどの田淵の言葉を借りて透子は照れた。
「でもどうしてこのパーティに? 僕は新さんに強制的に呼びつけられたんだけど」
「私はマヤさんからご飯食べようって誘われてきたの。実はこのワンピも借り物」
「へえ~実はこのパーティ、龍道コーチのお相手探しでもあるらしいよ。服も用意されていたなんて、水之さんも候補に入っているんじゃない?」
「ありえないでしょ。だいたい龍道コーチなら相手に不自由しないでしょ。それなのにお相手探し?」
「そうなんだけどさ、新さん、彼女も作らないからお父さんがせっついてるんだよ。早く結婚して後を継いでもらいたいんじゃないかな」
ほら、新さんの隣にいるのがお父さん、と教えてくれる。
大柄ではないが頑強そうな体をしている。
角張った輪郭に太い眉毛と優しそう目は、人情溢れる刑事役が似合いそうな顔つきだ。
龍道コーチにもマヤさんにも顔の造作が似てないなと思ったが、龍道コーチが父親に何かを話しかけ、それを受け手3人一緒に笑っている顔はやはりどこか似ている。
同じ雰囲気を醸し出している。
「やっぱり透子さんも候補にノミネートされてるのかもよ。だって……」
龍道コーチの指示なんだから――と田淵が後を続けそうなのを遮って透子は「ありえないってば。でもだから可愛い女の子が多いのね」と、改めて会場を見渡した。
「確かに」
田淵も首を回す。
「で、明日はなにがあるわけ?」
このまま話題を変えようと、透子は「明日ひま?」と聞かれたところまで話を戻した。

