本編に対して異様に長いあとがき(あとがきやってみたかった)
「想いは遠回りして再開する」を読んでいただき、ありがとうございます。本作品は「#フレーズ泥棒」に端を発したものになります。この作品のジャンルである百合については語りたいことはたくさんあるのですか、それはまたの機会にするとして、ここではこの作品そのものの話をしたいと思います。(あとがきなんだから当たり前だ)
先述のとおり、本作品は#フレーズ泥棒の中で生まれました。マスズ様のフレーズと藤田当麻様のフレーズが私の中で次々に連鎖反応を起こし、この物語は始まりました。しかし、当初はハッピーエンドを迎える予定はなかったのです。それが、この物語を書くにつれ、葵の恋が実って欲しい、葵に救われて欲しい、幸せなって欲しいという思いが私の中に芽生え始めました。(私事ではありますが、これまでの作品や自身の人生では恋愛に関して救いがないことが多かったので、それもひとつの要因であります。)そこでどうにか、葵が幸せになる終わりを導けないかと考えました。そんな中出会ったのがフレーズ泥棒の企画主の1人であります、和泉直人様のフレーズだったのです。このようないきさつで生まれた本作品、四つの宝物を柱とした、筆者の欲張りフルコースです。堪能していただけたのなら幸いです。それから、この物語の中で、彼女たちはお互いの想いを言葉にして届けています。中学校の頃の国語の先生の受け売りなのですが、ここに記しておきます。「言葉にしないで気持ちが伝わるほど、人間は進化してないんだよ。ちゃんと言葉にして伝えるんだよ。」
最後にはなりますが、フレーズを盗ませていただいた御三方、素敵な宝物をありがとうございました。そしてこの長い語りを読んでくださった方、ありがとうございました。