「これが僕の頬で」 あっ君のほっぺ、あったかい。 「これが僕の口」 しゃべっている、あっ君の口に、 私の指をずらされ。 人さし指が、食べられそうになり。 「ひゃっ!」 慌てて、手を握りしめたけれど。 「ちゃんと触らないと、 絵が描けないんじゃないの?」 イジワルそうに微笑んだ、あっ君。 王子様が悪魔に染まっていく、この顔。 ダメだ。 カッコよすぎて、目が離せないよぉ。 私は抵抗を解き。 あっ君に、手をゆだねることに。