変な誤解は、やめてよ。
あっ君が、勢いよく引っ張ったせいで
抱きついちゃっただけだもん!
あっ君の力強い心臓の音が
忘れられず。
ほわわ~ん。
熱湯風呂に漬かった直後みたいに、
両頬がほてっていく。
私の右手は、
あっ君に捕らえられたまま。
引っこ抜こうとしたのに
あっ君はさらに強く、私の腕を握りしめた。
「触りたいんでしょ?僕の顔」
絵を描いてる時は、
触りたいって思っちゃったけど……
今は、遠慮したいよ。
王子様級の凛とした瞳に、見つめらたせいで。
心拍数が爆上がり。
胸の高鳴りで、
手が震えだしちゃったので。



