「心美さんって?
あっ君の彼女さん……とか?」
答えを聞くのが怖い。
でも、聞かずにはいられない。
「昨日言ったでしょ。
僕は、一生恋なんかしないって」
ちょっとだけ、ホッとした私のハート。
それなのに……
「僕の幼なじみで。
前の高校から、一緒に転校してきて」
「仲……良いんだね……」
「心美ちゃんはね、りんりんの前の
僕の精神安定剤だったんだ」
精神……
安定剤……?
窓の外を眺め、
優し気に微笑んだ、あっ君。
心美さんを思い浮かべているのは、
間違いなくて。
あっ君を見れば見るほど、
私の心に痛みが広がっていく。



