「ごめんなさい。
 この部屋、美術部専用だし……
 今は、廃墟化されてるし……」


「で?」



 ひぃえぇぇ!

 悪魔並みに濁った目が、怖いんだってば!



「いつも昼休みは、私だけだから……
 誰かがいるとは思わなくて……」




 もっと詳しく説明すると。


 寝ていたあなたが、
 瞳に焼付いちゃうほどの、SR級イケメンで。


 顏の全パーツが、
 私のドストライクだったんです///




 ロングのカツラをかぶせ、ドレスを着せたら

 王子様に求婚を申し込まれまくるお姫様に、
 変身出来ちゃいそう。



 そんな妄想に浸っていたら

 つい。ついつい。

 触りたくなっちゃって……