棘甘王子に現行犯逮捕されちゃいました ゾルック 三人目



 覚悟を決め。

 恥ずかしくて震える口を、何とか動かして。


「あっ……くん……」と、呼んでみた。




「りんりん、何?」


「おにぎり……食べ…………る?」



 オロオロ。

 目の前にいる天音先輩に、
 おにぎりを差し出してみる。



「りんりんが握ったの?」


「はい。…っじゃなくて、……うん」


「りんりんが、食べさせてくれるの?」

「あっ…君が……
 嫌じゃ……なければ……」


「も~。僕だけの精神安定剤は、
 本当に可愛すぎなんだから」




 あっ君は、私の頭の上のお団子を
 ポンポンすると。



 こんなに大きく開く?って
 ビックリしちゃうほど、口を広げ、


 パクリ。

 おにぎりを半分以上、食べた。