脳の誤作動のせいで、体中の五感が開花。
全身が心臓なんじゃないかって、心配になるくらい
全細胞が、ドクドク飛び跳ねている。
「りんりん、お腹すいちゃったね。
僕をデッサンする前に、お昼食べようよ」
ポンっと肩を叩かれ。
フッと、緊張の金縛りが解けた。
よかったぁ。
天音先輩が離れてくれて。
このままの状態が続いたら
ドキドキの湖に引きずりこまれ、
溺れ死ぬところだったし。
頭にのったフワフワお団子を
自分で優しくポンポンして。
平常心に戻るための、深呼吸を一つ。
6人掛けのテーブルの前にすすみ、
天音先輩の横に座る。



