視線をずらした先に、全身鏡があって。
鏡に映る自分を、まじまじと見て。
予想外の自分の変貌に
「だ……だれ!?」
私だってわかっていながら、
悲鳴に近い叫びが、抑えられなかった。
高い位置のツインテールは
ゆるフワな二つのお団子に変身。
――確かに、パンダの耳みたい。
ツインテール姿の自分を
数えきれないほど見てきたけれど。
まるで別人。
変わりすぎて。ビビりすぎて。
鳥肌が立ってきた。
私の後ろに立った天音先輩が、
いきなり鏡に映り込み。
鳥肌がゾゾゾ。
心臓が、バコンバコン。
鏡の天音先輩と、視線が絡み。
さらにさらに、心臓が駆け出していく。



