棘甘王子に現行犯逮捕されちゃいました ゾルック 三人目


 
「はい、りんりんパンダの完成!」



「立ってみて」と、お願いされ、
 椅子から立ち上がり。

 どうなっているのかわからず。


 キョトン。


 首を傾げ、天音先輩を見上げてみた。



 それなのに……



「やばっ……かわいすぎ……」



 口元に手を当て。
 いきなり私に背を向けた天音先輩。



 かわいすぎ?

 今、私のこと、
『かわいすぎ』って言った?




 天音先輩の恥ずかしそうな声が
 時間差で私の脳に届いて。


 ひゃぁぁぁぁ///


 なぜか私まで、
 恥ずかしくなって、うつむいてしまう。




 天音先輩!

 思ってもないことを口にするのは、
 やめてくださいよぉ!



 私が可愛くないって、わかっていても。


 ダメダメな私の脳は、
 都合のいいように勘違いしちゃうので!!