「僕ね、正直な子が好きだなぁ」


「……」

 
「罪は素直に認めて、謝罪しないとね」




 ニコニコニコって。

 私を見上げるように
 笑顔の花が咲いてる……

 けど……



 鋭く光る彼の瞳は、キラーン。

 事情聴取の警察官に、疑われている感じ。




 悪さをした覚えがアリアリなだけに

 背筋がゾクっ。ブルブルっ。




 彼の濁った笑顔、怖すぎだよぉ。


 本当のことを言うまで、
 蛇のように私の首を絞めつけてくる感じ……


 疑惑の圧で絞め殺されるのも、
 時間の問題かも……



 えぇいっ!

 勇気出して、自首しなくちゃ!