「鈴、どうした?」
「ひゃぇ?」
瑠奈ちゃんに、名前を呼ばれただけなのに。
悪いことを隠してるみたいに動揺して、
肩が飛び跳ねちゃった。
「なっ、何でもないよ!」
「さては鈴、外に好きな人でも歩いてた?」
だから、瑠奈ちゃんの第六感、
鋭すぎなんだって!
うわっ。
ちっ……違うよ。
自分で認めそうになっちゃったけど。
好きなんて感情は、芽生えてないんだから!
瑠奈ちゃんの、疑うような流し目に見つめられ。
顔を横にぶんぶん振って、全力否定。
波打つツインテールが、頬にぴちぴち当たるほど。
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