可愛げゼロのダッフルコートで、 手のひらを拭き拭き。 オロオロと、手を出した瞬間。 あっ君が、私の手を 思いっきり握りしめた。 そして、私にぼそり。 「りんりん。 僕に一生、いじめられる覚悟はできた?」 いくら私が握手会の最後だからって。 小声だからって。 ファンの子達が、後ろの方で見ているんだよ。 こんなところで、返事なんかできないよ。 あっ君の瞳を見つめ。 コクコクコク。 小さな高速頷きを3つ。 これが精いっぱい。 悪魔あっ君と、一緒にいたい気持ち。 今ので伝わって!