棘甘王子に現行犯逮捕されちゃいました ゾルック 三人目




「あっ…天音せんっ……ぱぃ?」


「りんりんどうしたの?
 耳まで真っ赤だよ」


「なっ、なんでも…ありませ…ん…」


「なんでもない子が、
 こんなテレ顔するかなぁ」


 アハハって。
 
 至近距離で、いじりスマイル全開って。



 天音先輩。

 私で遊ぶのは、本当にやめてください!

 私の心臓の寿命、
 一気に縮まっちゃいますから!





 私の頭をポンポンと抑え。

 天音先輩は、スッと離れてくれたけれど。



「りんりんは明日から、僕の精神安定剤ね」



 スイートな声が、私の耳の鼓膜を揺らし

 脈までも、激しく飛び跳ねだした。


 
「は……はい……」


「じゃあ、よろしく~」