「おっ!天音。ここの覗き穴から、
ファンの子達を見てろみよ」
「どうせ、僕のファンより
綺月君のファンが多いって自慢でしょ?」
ゾルックのセンターを陣取る、
セクシー悪魔の綺月君には
敵いませんよ~だ!
目を細め。
ふてくされ顔を、綺月君に向けたけれど。
「天音の精神安定剤、来てくれてるじゃん」
「っえ? そんなわけ……」
慌てて立ち上がり
のぞき穴から会場を見た僕。
すぐに分かった。
ファンの子達でぎゅーぎゅーなのに、
一瞬で見つけた。
そりゃ、わかるに決まってるよ。
ずっと会いたくて、会いたくて。
大好きな子なんだから。



