ほらね。
綺月君も、反論してこないじゃん。
負け組。ヘドロ沼。
そんな暗黒の人生は、
僕が僕である限り、一生続くんだよ。
「ナメクジの住み家みたいな、
ジメジメな場所に。
一番星みたいにキラキラなりんりんを、
引きずりこみたくないの。僕は」
「……ったく。
天音、ここで待ってろ!」
いきなり、命令された?
「絶対に、こっから動くなよ!」と叫び、
楽屋の方に消えてしまった綺月君。
しばらくして
走って戻ってきたかと思ったら。
パッシャ!
僕に向かって、
砂みたいなザラザラを投げつけてきた。
「綺月君、なっ…なにこれ?」
口の中、しょっぱいんだけど……



