大好きな瞳と視線が絡み。 立ち止まったりんりんの瞳が、 悲しそうに光った瞬間。 ――えっ? スローモーションのように、 りんりんが後ろに倒れて行って。 ――危ないっ! 心の中で叫んだのに 僕は、何もできなくて。 固まることしかできなくて。 「キャアァァ!!」 僕を取り囲む女子たちの悲鳴に、 ハッと我に返った。 ――りんりん、大丈夫??