目を見開いて固まったりんりんは
オロオロと口元を震わせた。
「だって勇君は……
椿ちゃんの彼氏でしょ?」
「アイツとは別れた」
「なっ……なんで?」
「俺が好きなのは、椿じゃない。
鈴だからだよ」
「でも、私と付き合ってる時だって、
勇君は……
椿ちゃんのことが好きだったって……」
「あの時は、椿にフラれた後で。
双子の鈴でも良いかって、
寂しさをまぎらわしたくて
鈴と付き合ってたけど……」
何それ。
失恋の悲しみをごまかすために、
りんりんを利用したってことでしょ?
サイテーな言い訳じゃん。
そんな男に、
りんりんを渡す気なんかないんだけど。



