「勇くんって、言ったよね?
その写真、どうする気?」
「天音先輩って、
笑顔の天使かと思ってたけど。
腹の中、悪魔を飼ってるんですね~」
「僕の質問に、答えて!」
「あ~怖っ。俺、アイドルに睨まれちゃった。
怒り王子の写真も撮っておこっと」
カシャカシャカシャ。
イヤミ全開で、連写され。
「撮った写真、今すぐ消して!」
僕の怒りもMAX状態。
「交換条件を飲んでくれるなら、
今すぐ消しますけど」
元カレ君に、悪そうな顔で微笑まれ。
――最悪な交換条件でも、
突きつけてくるんだろうな
唾をごくり。
でも。
勇君の顔からは、嫌悪感が消え
優しげな瞳で、
今度はりんりんを見つめだした。
「鈴、俺と付き合ってよ」
「…………えっ?」
僕がいる前で
まさかの告白?



