「りんりん、素直な感想を聞かせて。
このマスコットでグッズを作ったら、
売れると思う?」
三日月に生えた、細い手足。
吊り上がった目。
ニヤリと笑う口元は、妖怪並みに不気味。
こんなぬいぐるみを持っていたら、
不運だらけの人生になりそう。
「私なら……買わない……」
「だよね? りんりんもそう思うよね?」
「プロが描いた……わけじゃ……ないよね?」
「描いたのは、綺月君。
絵心なさ過ぎなくせに、
このキャラを推しまくってるんだよ」
「それは……阻止した方が良いよね……」
ゾルックの将来のためにも。



