あっ君と一緒にいると、 たまにやってくる、むずがゆい時間。 黙々と髪をいじるあっ君に。 ただただ、座っているだけの私。 気まずくて どうにかしなきゃって思うのに。 焦れば焦るほど この重い空気を 蹴散らす方法が見つからない。 ドキドキが駆ける。 私の心臓を壊すように。 ドキドキドキドキ。 無音の空間で。 自分の心臓の音に、意識を奪い取られていると。 「後れ毛パンダの完成」 あっ君が、私の前に回り込み 手鏡を向けてくれた。 うわぁ。 キュートな髪型。