殺人感染

「うわぁ!!」


教室内から悲鳴が聞こえてきたかと思った次の瞬間、殺人鬼たちが次々に教室へとなだれ込んで行った。


その人数はザッと見ただけでも20人は超えている。


あたしは手を口に当てて悲鳴をこらえた。


学校内残っている殺人鬼たちはここにいたのだ。


「今のうちに行くぞ」


純也が廊下に飛び出す。


あたしは勇気を出してその後に続いた。


開け放たれた教室を通りすぎる瞬間、どうしても気になって視線を向けていまった。


その途端、床をはいずって逃げる男子生徒の姿が見えた。


すでに攻撃を受けているのか、右足にナイフが突き立てられている。


男子生徒がはいずった後には真新しい血痕が残っていっている。


あたしは一瞬キツク目を閉じて、そして視線を前に戻して走り出したのだった。