殺人感染

「まさか、他の学校でも広まってるってこと?」


「わからないけど、その可能性もあるんじゃないかって思ってる。あまりに警察の動きが鈍く感じるのは、あちこちに借り出されているからかもしれない」


「もしそうだとすれば、殺人鬼の人数も数え切れないことになる」


あたしは自分の体が強く震えるのを感じた。


あたしたちが助け出されるのは一体いつになるんだろう。


それまで生きていることはできるのかな。


そんな不安が際限なく襲い掛かってくる。


「とにかく、今は静かに待っているしかないみたいだな」


純也は疲れた声でそう言ったのだった。