「秘密」
香からの返事に雪は唇を尖らせた。
「なにそれ、つまんない~!」
「じゃあ雪の好きな人教えてよ」
「え、それはちょっと……」
「じゃあ、あたしの好きな人だって教えられないなぁ」
「えぇー!?」
2人のやりとりを笑いながら見ていたときだった。
突然廊下が騒がしくなったと思った次の瞬間、女子生徒の大きな悲鳴が聞こえてきたのだ。
すべてのおしゃべりが中断され、教室内は水をうったような静けさに包まれた。
ドアの近くにいた男子がはじかれたように廊下へ出たことで、みんなが一斉に動き出した。
悲鳴が聞こえてきた廊下へとかけでる。
見ると女子生徒の前で真っ青になった女の子が座り込んでいるのが見えた。
その子は必死にトイレを指差して、声にならない声で口をパクパクさせている。
「どうしたの!?」
見知った顔であったこともあり、あたしはその子の横に駆け寄った。
後ろから雪と香もついてくる。
女の子はトイレを指差した状態で「あ……あれ」とか細く言った。
香が、閉じられているトイレのドアを開けた。
その瞬間、床に誰かが倒れているのが見えた。
その奥に女子が1人立っている。
「え?」
雪が間の抜けた声を発する。
倒れている女子生徒は首から血を流していて、立っている生徒の手にはカッターナイフが握られている。
その情景をようやく理解したあたしは大きな悲鳴を上げていた。
香からの返事に雪は唇を尖らせた。
「なにそれ、つまんない~!」
「じゃあ雪の好きな人教えてよ」
「え、それはちょっと……」
「じゃあ、あたしの好きな人だって教えられないなぁ」
「えぇー!?」
2人のやりとりを笑いながら見ていたときだった。
突然廊下が騒がしくなったと思った次の瞬間、女子生徒の大きな悲鳴が聞こえてきたのだ。
すべてのおしゃべりが中断され、教室内は水をうったような静けさに包まれた。
ドアの近くにいた男子がはじかれたように廊下へ出たことで、みんなが一斉に動き出した。
悲鳴が聞こえてきた廊下へとかけでる。
見ると女子生徒の前で真っ青になった女の子が座り込んでいるのが見えた。
その子は必死にトイレを指差して、声にならない声で口をパクパクさせている。
「どうしたの!?」
見知った顔であったこともあり、あたしはその子の横に駆け寄った。
後ろから雪と香もついてくる。
女の子はトイレを指差した状態で「あ……あれ」とか細く言った。
香が、閉じられているトイレのドアを開けた。
その瞬間、床に誰かが倒れているのが見えた。
その奥に女子が1人立っている。
「え?」
雪が間の抜けた声を発する。
倒れている女子生徒は首から血を流していて、立っている生徒の手にはカッターナイフが握られている。
その情景をようやく理解したあたしは大きな悲鳴を上げていた。



